眞こころ–心と心を結ぶコミュニティーセンター

2011年8月、南相馬市で、サイド・バイ・サイド・インターナショナルが支援する 和みサロン「眞こころ」がオープンしました。 9月21日には、二カ所目もオープン!

 ともすれば、孤独になりがちな仮設住宅にお住まいの方たちが気軽に集える場として、無料のコーヒーやお茶、そして、温かな語らいのひとときを提供しています! 住民の方のためのイベントも開催されるほか、マッサージチェアやインターネットもあり、既に多くの方が訪れています!

場所


1)南相馬市 寺内第一 応急仮設住宅 集会所(南相馬市鹿島区寺内字前田96)

2)南相馬市 牛河内第一 応急仮設住宅 集会所(南相馬市鹿島区牛河内字与手五郎内290)

3)南相馬市 角川原(つのがわら)応急仮設住宅内の集会所(住所:福島県南相馬市鹿島区角川原字前川原69-1)戸数:76

営業時間

常時(年中無休)午前9:30から午後4時

運営:やっぺ南相馬(SBSI南相馬)連絡先→内田雅人 090-5352-7844

目的

・仮設住宅の被災者の方の交流を日々深める・仮設住宅の生活相談・仮設住宅での孤独感の緩和や孤独死の予防・仮設住宅での高齢者の虐待防止や早期発見・仮設住宅や南相馬市の地域情報伝達その他

(利用者の方のご家族の声:)母が高齢で、昼間も仮設住宅に閉じこもりがちなのが、大変気になっていましたが、こちらのカフェに毎日おじゃましては、楽しい時を過ごしていると知り、たいへん驚きました。

他にも、利用者の方たちで、「歩こう会」を作ろうというお話も進んでいます。

株式会社SOBAプロジェクトのご支援を受けています>
makokoro flyer

診療所で救われた命 感動の再会

 2011年3月18日

カンボジア滞在中だった日本のサイド・バイ・サイド(SBSI)スタッフは、2011年3月18 日にプノンペン市内の病院に入院しているチャンさんという女性のお見舞いに伺いました。
この人は、2010年9月に、滝から転落して岩に頭を強打して頭皮も破れ、100メートル流されている間に、大量の出血をしたようでした。さいわい、グラ フィス診療所に運び込まれて応急処置を受けた後、グラフィス救急車でプノンペンの国立病院に搬送されて緊急手術を受け、奇跡的に一命を取り留めました。そ してベトナムでのリハビリ後、プノンペンの病院に戻っていました。
チャンさんは、病室に来たSBSIのスタッフを見るなり涙を流し、英語でサンキューサンキューと言い続けました。事故のときに同行していた甥のライさんも 病院に来て、病院に運ばれてから現在に至るまでの状況を説明してくださいました。お見舞いに伺った時点ではまだ自力で歩くことは困難でしたが、支えられな がらの歩行訓練をしており、自分でも、毎日身体を動かせるだけ動かして懸命にリハビリを続けているそうです。
スタッフは、長期にわたる入院に懸命に耐えているチャンさんの姿に、とても感動しました。
チャンさんもご家族も、グラフィス診療所とグラフィス救急車がなかったら、今ごろ命はなかったかもしれないことを、よくご存知でした。そして、訪れたス タッフに深く感謝してくださいました。スタッフが帰る際も、チャンさんまで車椅子で外まで出てきて、見送ってくださいました。

このように、グラフィス診療所は、人の命を救うために貢献し、またその家族の生活をも救っています。

そこに診療所があったから・・・
グラフィス診療所が、カンボジアによくある診療所のように、医療従事者が一日の大半がそこにいないだどということはなく、きちんと機能していたからこそ、救われた命です。チャンさんに限らず、他にも身体の50%をやけどした女性など、多くの命が救われています。

この診療所のオリジナルドナーである 学生医療支援NGO~GRAPHIS~の皆さん、ありがとうございます。グラフィスの活動は、「たとえ学生でも、若くても、経験がなくても、貴い命が失われるのを防ぐ力があるのだ」ということを、多くの日本の学生たちに伝えていることでしょう。

SBSIより 被災者の皆さまへ

東北地方太平洋沖地震について、お見舞とお知らせ

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして,被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
また犠牲になられた方々とご遺族の皆さまに、謹んでお悔やみ申し上げます。
サイド・バイ・サイド・インターナショナル(SBSI)では、
困難な生活を強いられている被災地の皆さまのために
国内外からの救援物資の受け入れと、
避難所など現地で活動する他の団体や市町村のための輸送支援を実施しております。
現在、物資のほかに輸送経費支援を呼びかけております。
(寄付金は、課税控除対象となります。詳しくはこちらをご覧下さい。)

航空会社が、点滴液の輸送協力

Asiana Narita2月15日、カンボジア事務所の所長と所長補佐が来日を終えてカンボジアに帰国する際に、アシアナ航空が、 カンボジアの命を救うプロジェクトの支援の一貫として、グラフィス診療所のための点滴液3箱分を無料で運ぶことに協力してくださいました。点滴液は新宿区 の花梨堂薬局からの寄贈です。通常、品質維持のため、コンテナ船で送ることはできません。ですから、アシアナ航空のご協力は、大いに助けとなりました。

また、学生団体グラフィスOBの協力により、ひしむらクリニックより寄贈された携帯心電計も、携行しました。移動診療に役立つことでしょう。

このように、グラフィス診療所や救急医療への支援の輪は、国を超えて、さらに広がっています。 皆さまからのご支援をお待ちしています。

グラフィス診療所へ医療機器の寄贈

国際ロータリー第2660地区(大阪)より

2011/02/01

V-Scan大阪の国際ロータリー第2660地区か ら、グラフィス診療所のために、超小型超音波機器(V-Scan 写真左)がサイド・バイ・サイド・インターナショナルに寄贈されることになりました。 SBSI佐々木理事長、及び来日中のSBSIカンボジア事務所所長ピーター・リー、所長補佐の西口三千恵が、大阪での寄贈式(写真右下)に出席しました。 同地区からは、診療所のために自動血球計数装置(KX-21)も寄贈されています。  寄贈式の前にはV-Scanに関する講習も実施され、診療所での診療や移動診療活動にも、大いに役立つことでしょう。

寄贈式では、このプロジェクトに参加くださっている15クラブの代表の方々に、グラフィス診療所の所長でもあるピ2011012660osakaRCーター・リーが、建設から開所後の診察活動までを報告。また、昨年11月22日の水祭り事故に際して2660地区がご支援くださった遺体袋と資金援助へのお礼を述べると共に、カンボジアにおける大災害の現状についても紹介しました。  リー所長及び西口所長補佐201101presentation2660は、継続して大阪に滞在し、大阪南茨木大阪大淀大阪ネクスト、大阪梅田の各ロータリークラブにてグラフィス診療所の活動とカンボジアの救急システム構築事業についてご説明しました。

その他のロータリークラブからの支援

2月14日には、東京で、佐々木理事長らと共に、昨年、二つの病院の救急隊訓練支援並びに救急用機材の寄贈をして下さった東京渋谷ロータリークラブのメンバーとも会合をしました。 大阪の八尾ロータリークラブも、昨年から、グラフィス診療所近くのプレイ・プロセッ学校改築事業を支援して下さっています。

既に多くのロータリアンが、実際にカンボジアの辺ぴな地域の診療所を訪問され、このような様々な貢献をしてくださっていることに感謝申し上げます。